勤労奉仕days『物の扱い方』
4月28日から4日間、皇居の清掃のボランティアに行って参りました。
友人が指揮をとり、集めた総勢41名で毎日皇居を案内していただきながら清掃をします。
正直、清掃の時間はそんなに長くはなく、日本人として天皇陛下や皇后さま、
宮家の皆さまがどのようにして毎日を過ごされているのかを知り、
日本の代表である天皇皇后さまが各国の要人達をおもてなしする場であり、
祭り事を行う場、そしてそこにお住まいになるという、
広大な敷地の皇居をボランィアで清掃するということを、
『 勤労奉仕 』というのです。
勤労奉仕をしないと、一般の人は入れない場所がたくさんあるので、
そんな場所に入れることも、このボランティアの楽しみでもあります。
ただ、大人数なのでいろんな方がいらっしゃいます。
私が気になったのは、物を大切に扱わない方です。
私たちの税金で買い揃えている、大事な道具なのに雑に扱ったり、
正しくない使い方をされているのを見ると、悲しくなります。
私たちは、落ち葉や草を取って景観を美しくするということをお願いされるのですが
リアカーには、竹箒と熊手とちりとりなどが乗せられていて
皇居内の園芸を担当している方が、説明をしてくださいます。
聞こえていなくても、使ってみてこのままでは道具が壊れそうだなとか
使っていたら想像できますよね?
その想像ができると、使い方が違っていたんだなと気づいたりしませんか?
落ち葉を集めるのに、土や草の上なら熊手が良いけれど、
アスファルトの上を、熊手を使って集めようとしても
なかなか集まらない上に、ガリガリうるさくて、道具もかわいそう。
それなのに、一向にやめようとしない。。。
そんな方を見て悲しくなり、結局私が注意をすることに・・・
玉砂利の中のお花の枯れ落ちたものを集めると言われて、
玉砂利を1つ1つどけていると、しゃがめないからと
竹箒の持ち手で玉砂利をガリガリ引っかいてどうにかどけようとする方・・・
そんな使い方をしても、頼まれた作業は進みませんし、竹箒がかわいそう・・・
リーダーに伝えてやめてもらい、その人ができそうな作業を伝えてもらったりしました。
道具には、いろんな扱い方があります。
そういうことをどれだけ大事にできるかが、人となりとなると思っているんです。
そして、物の扱い方は、人の扱い方にも現れると思います。
あなたならどんな風に感じますか?
0コメント